「あのっ先輩!私用事思い出したんで失礼します!」


あの場からにげたかった…。


あの瞳に私がうつるのが嫌だった。


いつか先輩に恋してしまいそうで…


でも傷つくのが怖くて…


いつかきっと迷惑をかけてしまう…


あの人に近づくのはやめよう。



でも、先輩にあの桜の木の下で会ったときから
2人の時間は動き始めてたんだ。