「先輩!どこいくんですかっ」


もう少しで授業始まるのに。



「ついた」


それは生徒は普通入れない屋上だった。


「先輩、ここ鍵しまってますよ?」


「知ってる」


そう言うとズボンの中から鍵を取り出す。


もしかして、先輩それ…
何で持ってるんだろ?



「ほら、早く入れ。誰かに見つかる」


「あ、はい!」



初めて屋上にきた。
何か空と近づいた気分でなんか、笑いが出てしまう。