怜真side


「ただいまー」


ってまたいないのかよ…。
ホント俺らの親は出張が多いね…。
完ぺきに放任主義だよ?

それに侑梨もいねぇ。
また倉庫に泊まりか…。


…………。
うん。家にいても暇なので……。
侑梨の倉庫にでも行こ…。



――――
―――――

ホント…バイクで1分とか近すぎだし。
しかも相変わらずでけぇー。

「ねぇ、侑梨いる?」

「あ、幹部室にいるかと…。あ、あの…なんでホーネッツの総長がここに?」

あいつ…話してねぇの?

「なんで兄貴がここにいんだよ…」

「え?はッ!?えぇぇぇぇ!!!???」


「「驚きすぎだ!!」」

「聞いてませんよ!!」

「少しは黙ってよ、剣…」

「あ、すみません…」

なんかやり取りがウケる…♪

ん?
ちょっと待てよ?
たしか侑梨ってレディースじゃなかったっけ?
でもなんで男が入ってんだ?

レディースだったら女onlyだろ…。


「お前らんとこのポジションってさ、なんなの?」