私の変態的な要望通りヨクは上半身裸のまま私と話し続けることになった。
「————あの時の電話、ありがと」
私は頬を掻きながらお礼をした。
「なんかもう見てたらいてもたってもいられなくなって。てか三次元の男だってそうだろ?彼女が誰か他の男と近距離だったら妬くしヒヤヒヤする」
「それに———…あの人みかみのこと好きそうだったし」
ヨクは最後にそう付け加えた。
「それは誤解だってぇ……ともあながち言えなくなってきた」
私は帰り際のことを思い出してうつむいた。
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