どこから引っ張ってきたのだろうか、突然ヨクは長袖のセーターを持つと、それに腕を通そうとした。 「ちょっと待って!!!」 私はそれを全力で制した。 「?」 「……やっぱりもうちょっと見てたいかも」 「………!!――――…みかみってそういうとこ可愛いよね」 ヨクは白い歯を見せて笑った。