「おっはよー!」


私はお目当ての人物に走ってく。

「ん? ぁ、魅加おはよ♪」

ニコッ

朝から超まぶしい笑顔で挨拶
してくれるのは親友のくるみ。


「今日から高校生だね!同じクラスだったらいいね」

「本当!同じクラスがいいよ〜」
もうクラスは決まっているのに
2人して校庭の隅で立ち止まって手を合わせ悲願していた。


すると

━━━ブォンォンォォン パーパパパーパパブォン ブォン ブォン


祈りを裂くようなバイク音が
響き渡る。

一際音がでかい2ケツしたバイクが私達の
横にきて止まった

「えっ、隼人先輩!?。」

くるみは驚いた顔をしている

「くるみ、知り合い?」

くるみがさっきよりも驚いた顔でこっちを見る

「ちょっと!知らないの?ここの学校とか関東仕切ってるチームのナンバー2よ!?」


弾丸で説明されたが男が嫌いな私にはあまり興味のない話だった。
まぁ、バイクのどっちが隼人先輩?なのかは気になったので

隼人先輩って前の人?後ろの人?

と、聞いてみた。


「ねえ!」

すると、バイクに乗っている後ろの人が突然話しかけてメットを脱いだ。


さっきまでフルフェイスのメットを被っていたから分からなかったけれどすっごい美形な人。

「こんにちは、2人とも今年の1年?」

と気の良さそうな声で話しかけてくるので

まぁ、返答くらいはしなくちゃと思い…

「は…「はい!隼人先輩ですよね!?噂通りかっこいい〜!よろしくお願いいたします」


思ったのだが、くるみによって私の言葉はかきけされてしまった。まぁ、喋らなくてすんで得した。

心の中でそんな事を思っていると
くるみのきゃっきゃっしている声がするので見ると

隼人先輩と楽しげに話している。
ほっぺ赤くしちゃって〜
微笑ましく見ていると…