『あのさ、好きな人とかっているの?』


『いえ 特には。』


『じゃあさ、俺と付き合ってくれる?あっ返事はいつでもいいから。』


『あ…えっと…あの…はい!』


『えっ?いいの?』


『はい!』
そう言って藍は嬉しそうに微笑んだ。

『やった!!』
俺は小さくガッツポーズをして

『じゃあ、今日からよろしくな!』


夢のようだった。
本当は胸が張り裂けそうで苦しかった。
嬉しくて涙が出そうになった。