『敦さん!ドレミとか全く分からないんですけど…これってまずいですよね?』

『あら〜!!それは相当まずいですね〜!!』

『マジですか…。』

『って嘘嘘!大丈夫。なんとかなるから!俺も分からなかったから!』

『なんだ良かった!!』


何イチャイチャしてるんだよ…。藍ちゃん、よりによってA.Sax選ぶなんて…。あーもう最悪だ!!

『橘さん。ドラムやらして下さいよ!マジ格好いいっす!最高っす!』

『橘さん!マジヤバいっす!』

『……あっ それはどうも。』
ってなんでこっちはヤローばかりなんだよ!あーホント最悪最高!


『よ!奏!』

『オゥ!慶!』

やっと補習が終わり、2日ぶりに慶が部室に顔をだした。

『いや〜補習はもう懲り懲りだ。それはそうと、なぁ、奏〜!あの子…新田だっけ?なんか良くね?俺あーゆうのタイプなんだよね〜!!マジ告ろうかな〜??』

『あー?何言ってんだよ!お前彼女いるじゃん!』

『何マジんなってんの?冗談だって!あらっ?奏ひょっとして新田のこと……???』

『な…何だよ!』

『ふーん…へぇ〜…そうかぁ〜…』

『マジで何だよ!ウゼ〜な!はいはい慶ちゃん練習練習。可愛い後輩が呼んでるぜ!』

『おッ!どした〜桃ちゃん〜!』

全く軽い奴だな。まぁ確かにイケメンだからな慶の奴。でもさっきのってマジかな…?いや…まさかな…?
危ない危ない。要注意だな…。