俺は足早に改札口を抜け、駅の外にでた。


《ひやぁ〜眩し〜!!》

あぁ 懐かしいにおい。ふいに藍の顔が浮かんだ。藍のにおい。
藍に会いたい。
そう…
迷いはなかった。心の中で確信した。

藍に会いたい。
太陽のような君に。


長旅の疲れなど忘れて俺は駆け出した。




全速力で…。