どうして俺たちは、
生まれた時代が
違うのだろう。

彼女は昭和時代で、
俺は平成時代。
同じ時代に生まれることが
できたならば、
今頃幸せだった。

セピア色の昭和時代
という境界線が
二人の関係を引き裂いていく。

どうして時代が違う俺たちが
出会ってしまったのだろう。
彼女が、この世界に
タイムスリップして来なければ
傷つかずに済んだのに。

昭和時代は、
俺にとって色で
表すと、セピア色。
そんなセピア色の
昭和時代の境界線が
俺らを出会わせて
引き裂いてしまった。