「何ですか!?」
「何だ…?!」


眩しい中で、必死に目を開けると、
確かに目の前には蒸気機関車があった。
目の前の光景に誰もが信じられなかった。
本当に現れた。
それと同時に女の人も現れた。


「あなたたちね?
 蒸気機関車を呼んだのは。」


女の人は、俺らに向かってそう言った。
「はい」と震えた声で口に出す。


「あの…あなたは誰ですか?」
「あら、まだ自己紹介してなかったね。
 失礼。私はタイムスリップ屋の
 副店長だよ。」
「タイムスリップ屋…」


あの、ホームページの名前。
本当にそんなものが、存在していた
というのだろうか。