仕方がなくあたしは普段あまり人が入らない図書室へ向かった。 ギー 古さびたドアを開ける。 中は窓から少し日が射し込んでいるだけで薄暗かった。 埃っぽい空間。 なんだか懐かしく思う。 前にもこんな空間に1人でいたことがある気がする。 雨が降っていてすごく寒かった。 そこであたしは泣いていた。 なんでかはよく覚えていないけれど。