『俺はー、もちろん可愛いくて、優しくて、ミニスカートが似合う人がいいな!』



バカなくらい正直者で、目の前に優斗のことを好きな人がいるのにも関わらず、あたしとはかけ離れたタイプを並べた。



かなりショックだった。



でもその日からあたしは、少しでも努力したつもりだよ。



誰にも優しくするようになったし、履いたこともなかったミニスカートも何回も挑戦して最近は少し履くようになった。




けれどいくら努力したって何かが変わることはなかった。




それはもちろんあたしと優斗の関係が変わる事なんて、あるわけなかった。