「だ・・・れ?」


僕は寝ぼけ眼で問いかける。


女の子はまたニコッとして、


「君は、雨は好き?」


思いもよらない質問を返してきた。


僕は戸惑いながらも答える。


「雨は・・・きらいだよ。


外で遊べないし、お母さんに怒られるし。」