俺たちの横を、

クスクス笑いながら女の子が通り過ぎた。


…実は、

オレはこの女の子に片思い中・・・


話したこともないのに、

恋するなんて、オレも不思議だ。

でも、


「あ、またあの子だ。

いつみても可愛いよな?スタイルいいし、

モデル並みの体系にあの容姿・・・

彼氏いるんだろうな」


章が女の子を見ながら、呟いた。


こんな感じで、

誰もが認める美人・・・

章が言った通り、彼氏いるんだろうな。




その時だった。

女の子のポケットから、

小さな手帳が落ちた。

オレは急いで拾うと、

女の子に声をかけた。