「あの子だよ・・・

オレが手帳拾ってあげた」


ボソッと呟いたオレ。



「え~~?!!

あの子中学生だったのか?

てっきり、俺たちと同じ年くらいかと」


章もかなり驚いているようだった。



「章が見ても、

そう思うんだよな…。

中学生じゃ、付き合うなんてまずいだろ?」



「いや、待てよ・・・

あの子は中学生に見えないんだから、

付き合っても問題ないんじゃないか?」



見える見えないの問題じゃ・・・


「章って、いいよな…バカで」


「どういう意味だよ?!」