「中ボーに、こくったのか?!」


「・・・」


何も言わないオレを見た章は、

オレの肩をポンポンと叩いた。


「で、誰なんだそれ?」

・・・

顔がニヤけてるぞ、章。



「言うんじゃなかった・・・」


「言えって、協力してやるから」

・・・まだニヤケテるし。


「いや、やっぱいい」

コイツに言っても、ダメだ。


「いいじゃん。

たまたま中学生だっただけだろ?」


章の言葉に、頷いたオレ。


「歳の差なんて気にするなって!

恋に歳なんて、関係ない」

章が笑顔でそう言った。