「待って!龍!」


出て行こうとする龍を必死にとめる。


「あの…!ありがとうございました…」


そう言うと、龍は振り返って

「全然構わないから」

と言い


「だって美花は…だし?」


「え?なぁに?」


「なんでも?」


そう言い残して

去っていった



…あたしの日記を持って。