「あたし、龍の事信じてないから。言ったよね?前に賭けされたことあるって。これくらい疑わなきゃやってらんないあたしの気持ちとか分かんない?理解できない?…理解できないなら、自分がこうやって傷つくだけだし、あたしに近づくのやめてくれる?安易な気持ちで接せられるの、正直言って迷惑なんだよね。」
言ってやったぜ。
うわぁ!快感だわ〜
…あれ…やばい!痛い!…どしよ!
「うぅ…っ」
痛みにうめくあたしを一目みた瞬間
「…はぁ。」
龍はひとつため息をついてナースコールを押してくれた
「ありがっ…うぅ…っ!痛いよ、痛いよぅ!あた…しが…一体な…にをしたってゆうのよ!」
「美花はなんも悪いことしてないよ」
龍の手があたしの背中を往復する
「美花はね、何もしてないから。大丈夫。よくなるよ。だって美花は強いから」
あたしの目からはポロポロと涙があふれてきて…さっきあんなひどい事言ったのにこうやって落ち着かせてくれて…
やっぱり、年上なんだなぁ
って感じた。