しばらくして、ガタッと椅子を倒す音が聞こえた。

そして「あの野郎…俺をバカにしてんのかよ!」と悪態をついた


はい、決定


こいつは読んだ!120%神に誓って読みやがった

ガラガラ…ドアを開けてみた


「ごめーん、忘れ物しちゃってーまだ帰ってなかったのね?」

「…」

無言な龍。

まぁ、そらそうやわな!
分からなくもないよ。うん。


「あれ。それあたしの友達の日記じゃん!昨日、龍にかってもらったの一冊あげたんだよね!なんで龍が持ってんの〜?」


「これ。書いたの、お前だろ?」

「中読んだんだ?」

「俺の悪口?」

「中読んだんだ?」

「なんとか言えよ」

なんかは言ってるつもりなんですけどね。これでもさっきから言葉は発してるつもりだったんですけどね!