黙り込む龍。

「分かった。」
金に目がないクソ野郎

「じゃあ、あたしそろそろ検査の時間っぽいから、明日話そうよ。」

ほんとはまだ一時間あるんだけど。

「あぁ。」

「じゃあ、あたし先に行くからテキトーに帰ってて〜」

龍の行動をみようと思う。
あたしが出たら

日記を読むか

それとも読まないか


日記は近くにある台に置かれてるだけで
きっと龍も存在には気づいてるはず。

あたしは戸を閉めて耳をすませる