次の日。

「美花〜体調どう?」

どうもこうもあるかよ!
ばかじゃないの?


「普通」
「そいえばさ、昨日ノート買ってこいっつったじゃん?日記だっけ?俺にもみせてくんね?」
「嫌だ」

…なぜならお前の悪口だからだよ。
幹部の龍さん♪

「…なんで?」

若干、龍の声が低くなる。
あらん?現役幹部さんが怒ってるよ!
あー怖い怖い

ほんと、怖すぎて窓の外見たくなっちゃったわ〜



…いつもと変わらない灰色の空に
中庭ではしゃぐパジャマの子ども達
それから…
「なぁ、答えてくんね?」

…めんどくせ!
あたしは近くにある台から財布をとりだし千円札を抜き取って龍に渡した。

「これで答えなくてもいいかな?」