・・・え?
ふと顔を見ると龍だった。
「ふぅ、よかった・・・。」
思わず安堵のため息が漏れる。
本当に冗談抜きでそっち系の足がない方達かと思ったじゃんか。
「何が?」
龍は「はぁ?」と言った感じでこちらを訝しげに見てきた。
「別に。」
平常心を取り戻したあたしは((早←
そっけなくそう答えた。
「・・・。」
「・・・。」
しばしの無言。
コンコンッ
「・・・!!」
それでもまだ反応してしまうあたし。
「・・・はぃ?」
少々声が裏返ってしまった・・・。
「あ、間違えました!すみません!」
あたしの声を聞いて病室を間違えてたのかさっさとどっかに消えてしまった第三者。