「18・・・来月19。」

あたしはあんたとさほど変わらないんだからね!といったふうに来月19になる事を言ってやった。

「え?何日?」

「・・・別、そんな事いいじゃない。」

言いたくない。あんま。
思い出したくない。絶対。

まぁ、この時点でもう思い出してんだけど。

「え・・・いいじゃん??教えてよ?」

「無理。つか早く帰りなよ。もうマジで対面時間終わるし。」

あたしは、この話は終わり!と言ったふうに話題を変えた。


だってね?あたしの誕生日。7月31日はあたしが生まれた日だから。

あたしが7月31日に生まれさえしなかったらお母さんもお父さんも楽しんで生きれたんだと思う。
元々、あんまり裕福じゃないあたしの家は中絶するお金がなかったから、それを貯めてるうちにもう中絶できないくらいにあたしが育ってしまって・・・。中絶するために貯めたお金を出産するために使った。

あたしがもう少し成長が遅れてたなら、お母さんとお父さんは楽が出来たのかもしれない。