チッチッチ・・・

窓のすぐ横にある木にとまった鳥が小さくメロディーを奏でた。

暇な一日の始まり。

死へのカウントダウンが少しだけ縮まった瞬間。
まぁ。今。この時点でもカウントダウンはきられているのだけれど。


もうそろそろ。

検査の時間。


コンコンッ

ほらみろ。

「検査の時間です」

「はい。」


検温とか、そんな1日でかわるもんじゃねーだろ。ってゆーもんでも【肺ガン】を患ったりした者にとってはそんなふうにすら思えなくなる。

これが、病気と闘う人の気持ちか。

絶対健康な奴には理解できないだろーな。