のいそして入学式も終わり、学校にも慣れてきて部活動が始まった。


アタシは陸上部に入部した。


でも、この部活の選択が後で後悔することになることをアタシはまだ知るよしもなかった


「咲、二人組一緒にやろうよ！」


里緒とは相変わらず仲良くて、普通に過ごしていた。


「うん、いいよー！」


「里緒ちゃん一緒にやろうよ！」


「私、咲とやるから」


最近、里緒を誘う人が増えている。でもアタシは気にしていなかった。

でもそれから数日たったある日…


「里緒、やろ！」


「ゴメン、奈々果(ななみ)とやるね」


「あ…うん分かった」


それかと言うもの里緒はアタシにかまってくれなくなった。

悲しかった、でもこんな事はまだ序の口だった。


「里緒ちゃぁんその靴どけて！」


「靴？？」


「うんシューズ！！」


(アタシの…だよね？もう…いいや)

アタシは靴を自分から離した。


「咲…」

(自分でやるから里緒はやらないで、お願い)