その言葉と同時に、私は蓮に押し倒された。
また、ベッドに体が沈む。
蓮が覆いかぶさってくることで、ベッドのスプリングが小さな音を立てる。
『蓮……っ……』
「……また、離れ離れになるなら。
俺のモノって印が、欲しい」
そして、静かな夜を、蓮と共に過ごした。
蓮の、俺のモノって言う印……それが、身体中に散りばめられた。
やっと、私達は1つになった。
心も、身体も。
・.°☆*;.+° 。=:*..°・ 。
『蓮…………』
「……麗桜…」
「…お前は、俺のモノだから
俺で染まれーーーーー」
『…っも、う染まってる……』
2人の誓いは、静かな夜、満月に見届けられた。
°.・= ;^.☆° 、:+°・。
『…蓮………』
昨日は、お互いに疲れ果てるまでヤった。
直ぐに2人とも眠りに落ち、先に麗桜が起きたのだ。
『……クスッ
ホント……蓮ってバカだよね…』
私は、そっと蓮の綺麗な金髪を撫でた。
『……好きだよ。ずっと。
絶対。もどってくるから。
今日。決着をつけるから。』
証拠は揃った。
これは、琇の終止符になる。
ドアへと向かおうとすると、
腕を強く引っ張られて、急でバランスを崩してベッドにまた倒れこんだ。
「……俺もその麗桜の戦いにいっちゃダメなのか?」
『っ……』
強く、強く抱きしめられた。
「……俺は、お前を少しでもサポートして。
安心して居た方がいい。」
『……危険だよ?』
そう。本当に危険なんだよ。
巻き込みたく無いんだよ……
「…何となくわかって居たさ。
あいつとお前のその深刻そうな顔見ていればな。」
『………』
「…守らせてくれよ……」
『…わかった。
でも、
死ぬ覚悟も居るんだ。』
「……出来てるよ。族に入ってる時点から、、な。」
『……宜しくね。蓮………』
『蓮。私は、死ぬかもしれない。』
「……死なせねぇ」
『クスッ
それは心強い。
でもね。
私は、この抗争……の、指示頭となるんだ。』
その言葉に、蓮はピクッと反応する。
『……蓮。
行こうか。決戦に。』
華櫻組の組員は、一つの大広間に集められた。
そのガヤガヤした場所に、麗桜が現れ、静寂に包まれる大広間。
『……すまん。
遅くなった』
「いいえ。で、嬢、どうかされましたか?」
麗桜の一番弟子が麗桜に問う。
『……この抗争、
黒神の連中も参加する事になった。』
一気にざわつく室内。
それに反比例して、外にいる黒神は、静かになってく。
先程、事情を説明した蓮だったが、ついてくる!と聞かなかった黒神が、来てしまったのだ。
でも、それは麗桜にとっては嬉しくも、切なかった。
「黙らんかい‼
麗桜さんが喋っとるやろうが!!!」
『いや、いい。
すまん。この事態は私が招いた。』
「…嬢の為なら我等は一生仕えます。」
『……入って来い。』