いつのまにか寝ていた俺は

和真と直樹が話してる声で起きる

「・・・おせえよ」

おれが不機嫌そうに言うと

「俺らは三時まえに来たのにひろが寝てるからだろ」
と和真が言う

和真とは
幼馴染でちっせえ時から一緒にいて
俺が荒れてる時も
傍を離れないで
俺の過去を知るたった一人の親友

族に入ったときも
俺についていくと
一緒に金桜花の仲間になった
喧嘩もそこそこ強い
今じゃ金桜花の副総長