[あっうん。てか・・あたしもう帰るし手
 離して」

「ああ・・悪い」

あたしはずっと腕をつかまれたままだった

「じゃあ」

背中をむけ歩きだしたとき


「鈴!明日も来いよ、屋上」

「めんどくさい」
と言いながら

あたしは少し笑った
弘哉は気づいたかな?