カズ君はちょっとびっくりして僕をみたけど、

「大丈夫だよ。心配ないよ」と言ってそのまま目を反らした。

ぱくぱくとご飯をたべてる。

僕はカズ君の顔を見たく無くないから隣の部屋に逃げた。


カズ君は最初は僕の友達だった。

公園でラジコンをしてるカズ君を見てたら「一緒にやる?」と声をかけてくれたのだ。

お兄ちゃんが出来たみたいで凄くうれしかった。

カズ君のラジコンは、凄く速くてパワーがあった。

なんといっても、カズ君は車を作る会社に勤めているのだ。

その日から、休みになるといつも、公園で遊ぶようになった。

それがキッカケなのか、カズ君はリョウちゃんと仲良くなって、二人はいつの間にか付き合いはじめた。