なんと言うか、前から思ってた事だけど。カズ君には一生懸命さが足りないと思う。

カズ君からしてもリョウちゃんは彼女なわけだからもっと頑張って捜すべきだ。

いつも成り行き任せっていうか、熱血じゃない。

ガーっていく勢いがない。

ご飯なんか食べる気がしない。

カズ君がのんびりすればするほどイライラする。

それになんか、胸がザラザラする。

この感じは昔感じた事がある感触だ。

イマイチよく覚えていないんだけど、あんまり良くない感触だ。

「食べようよ、冷めるよ」

なんで、カズ君はこんなにも朝ごはんに対して、一生懸命なんだ!?


「なんかないの!警察いくとか!」


ついに僕は声をあらげた。