2日経った。相変わらずリョウちゃんとは連絡がとれない。博士とも。

カズ君との生活は淡々とすぎていく。リョウちゃんもいつも働いていたから、どちらかというと家にいないことのほうが多かった。

変わらない毎日。

僕はリョウちゃんがいなくても変わらない毎日を送っている。今必要としてるのはリョウちゃんが確保しているこの部屋と生活費だ。

つまりは、リョウちゃんは僕に必要なものだけしっかり残していなくなったというワケだ。

そんな考えに落ち着くと自分が凄く薄情な人間に思えてくる。

僕はリョウちゃんがいなくなって寂しかったんじゃなくて、リョウちゃんがいなくなってイロイロなことが心配なだけなんじゃないか?