誰も知らないであろう、私の想い。

誰にも言わず、秘めてきた想い。



本当は、犯人を殺したいほど憎い。

自分のこの手でさばきたかった。


そして、彼には言わなかったし、バレないようにしていたけど、知っていたんだ。

あの人が犯人だって、知っていたんだ。


彼があの人を殺したのだって、自分の手を汚さずにすんだと密かに喜んだ。


そもそも、彼の口車に乗ったのだって、彼を利用出来ると思ったから。


こんな汚い想いを持っていた。