「逢う時も、誰もいないようなところでこっそり逢っていたのです。

あの人の部屋には、千夏さんを脅す材料がたくさんありました。それこそ、レイプしている写真など……」




それを聞いたとたん、鈴奈は泣き出し、おばさんは目をそむけた。


聞きたくない事実だった。

千夏姉が、あんな人にヤられていたなんて。


それでも所詮、それだけの関係。


アイツは、千夏姉の心を欲しがったのだろう。