今でこそ、真実を知っている。 でも、言わないと約束した。 私の中でも、そう決めていた。 何を聞かれても、知らないふりを通す。 彼を突き出すような真似はしない。 色々考えていたら、あっという間に2時間が経っていて、おばさんの家に着いた。 案の定、辺りは暗くなっていた。 頭では他のことを考えていたのに、無事に着いたなんて凄いなと、1人で思っていた。 「こんばんはー」