「…ね」
「フフフ…了解」
「ん?」
恭介さん一人訳が分からず。
「じゃあ、せーの」
涼の掛け声でアヒルを恭介さんに向けて
「パパ、おたんじょうびおめでとう」
三人一斉に。
「あ、ありがとう」
フフッ アヒルちゃんに『おめでとう』を言われてビックリしている。
「そろそろあがりましょうか」
「うん」
「その前に」
へっ?
「陽菜、ありがとな」
チュッ!
頬っぺたにキス
「キャハハハ…」
「涼、ありがとな」
チュッ!
頬っぺたにキス
「パパ、やめてよね」
照れてるけれど嬉しそう。
――
―
うん?
て、ことは…
「志織、ありがとな」
チュッ!
「き、恭介さん!」
「わぁ~パパがママのおくちにチュウしたぁ~」
陽菜が嬉しそうに囃し立てる。
涼もクスクス笑ってるし。
もう、恭介さんは!
「クククク…」