眠っている二人を置いて下に降りると


「あ、恭介さん」


「こんにちは」


慎吾と泉さんが来ていた。


「涼は昼寝?」


「あぁ。志織共々な」


「えっ?志織も寝てんの?」


涼とのやり取りを話すと


「フフフ…涼ちゃん完全に過保護ね」


「ハハハ…確かに」


「志織は恭介さんと涼に過保護にされて幸せだな」


「慎吾!」


「違わないだろ」


「……」


否定は出来ない。


「ハハハ…「フフフ…」」


「お前もいつかは同じように泉さんに対して過保護になる」


「俺はならない」


「フフフ…どうかしらね。慎吾、貴方もなるわよ。お父さんもそうだったんだから」


お袋さんが言うと


「母さん」


親父さんが照れてる。


親父さんもか。


フッ


男ってそんなもんなんだな。