「愛羽ちゃん次は伊野さん、これ住所と電車代」
そう言い今お世話になってる家のおばあちゃんが住所を書いた紙切れと電車代を私の手のひらにちょんと置いた
住所を確認して上着のポケットに入れた
いつも次の家に移るときは名前と住所、電車代をもらって家を出る
「2ヶ月間お世話になりました。」
軽くお辞儀をしておばあちゃんの顔を見る
おばあちゃんはニッコリ笑い
「暇なときはいつでも遊びにおいで」
と言った。
お礼をしてドアノブに手をかけゆっくりと開く
太陽の日差しが体全体を覆うように降りそそいだ
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