信号の向こう側には、中学生みたいな幼い2人が初々しく歩いていた。


「かわいー!!
中学生かなぁ..?青春してるね~」


「ぶはっ!
 お前青春してねーの??」」

洸希が吹き出した。


そりゃおばちゃん発言だったかもしれないけどさ!!
うらやましくてつい言っちゃったんだもん。

「少年期真っ盛りの洸希だけには
言われたくありませーん!!」


あたしは洸希に向かって
アッカンベーをして言った。

あたし青春してるよ??
洸希に片想いしてるんだから。


そういうと洸希は、
アイスで冷えたはずの体温で顔を真っ赤にした。