「…よ!…せ…よ!」
ごめんなさい。
「お前が…」
ごめんなさい。
「お前さえいなければ!!!!!」
ごめんなさぃぃぃ。
生まれてきて
ごめんなさい。
また…この夢か…
愛のない 夢
いつまで見ればいい?
愛は、選ばれた者に
しか与えられないの?
「お前は…
「悪魔の子なんだよ!!」
私には…
いつになったら
愛が
与えられるの?
あぁ、
また、1日が
始まる。
ジリリリリリッ
バシッ!
「うーん、朝かぁ」
また、嫌な1日が
始まる…。
「ハァ…」
今、何時かなぁ?
「!?」
8時45分
うっ…遅刻じゃん。
しかも、今日から
新しい学校じゃん。
ヤバ…。
急いで支度しなきゃ!
今日から通うのは、
相崎海堂高校。
アイザキカイドウコウコウ
有名な不良校で、
男子しかいない。
近いところがここ
しかないの。
女の私が入れたのは
理事長のおかげ。
ありがたいです。
あっ!
そんなこと思ってる
場合じゃない!
急がないと!!!!
遅刻してるのに、
のんびりなんて
してられない!
… 走って15分
「はぁ…はぁ…」
やっと、着いた…。
転入そうそう
遅刻とは…。
ヤバいなぁ。
「ってか…校舎ひろいなぁ」
理事長室は、どこなの!
迷子になるよ…。
ど…どうしよう。
完全に迷子になった。
「マジやばい!!!」
うーん…
右かな?
左かな?
ハァ…。
?「ねぇねぇ、キミどうしたの?」
んっ?
後ろを向いてみたら…
えっ!?
何この人?
髪地毛なの?
黒に黄色が入ってるよ…。
変なの?
? 「ねぇ、聞いてる?」
「あっ!? ごめんなさい。」
?「大丈夫だけど、転校生かな?」
「はい!そうです。」
あっ!
理事長室どこか聞かないと!!!
「あ…あの…」
?「ん? どうしたの?」
「理事長室は、どこですか?」
?「理事長室?
わからないの?」
「は…はい…」
恥ずかしい…
?「案内してあげるよ」
「本当ですか!?
ありがとうございます!」
?「いいよ!
行こうか★」
なんて、優しい人
なんだろう。
?「そういえば、キミの名前は?」
あれ?
言ってなかったかな?
「相良佳澄です!」
?「佳澄ちゃんかぁ、可愛い名前だね★」
そうかな…?
「ありがとうございます。」
?「あっ!着いたよ!」
あっ!
本当だ!
「ありがとうございます!助かりました! では、失礼します。」
?「うん! またねぇ」
また?
会うかわからないのに…。
まぁ、いいか…。