「ここ…どこ…?」

あたしは夢の中にいた

真っ白な世界

ずっと白い先も奥も

『桜…おいで…?』

その声の元へ
あたしは走ってる
あなたは誰…?




『さくらちゃーんー』

「あ!海斗おはよ!ありがとね」

今見てた夢に
疑問を抱きながら
準備をしはじめた。

中学んときと
同じ感じだったから
お母さんには
『入学式くらいちゃんとすればいいのに~』
って笑いながら
言われたけど
「これがあたしなの~」
何て言いながら
お母さんと海斗と
新しい学校に向かっていた