それからまた毎日すぎていって、 正月になった。 正月くらい家に帰ると、流石の あたしも家に帰った。 大晦日の夜。 ずっと恭とメールしていて、 5、4、3、2、1… あたしの、ケータイの着信音が鳴る。 もしもし… 『あけまして、おめでとう』 恭からの電話がなった…。 あ…。 嬉しくて、涙がぽろぽろ零れ落ちる。