次の日、また、

『可茄しらん?』

同じ電話。

可茄先輩なんしよっちゃろ…。


その日、可茄先輩を単車で探しに行った恭は
事故に遇いました。


救急車で運ばれて
あたしはお見舞いにも行けなかった。

恭の彼女は、可茄先輩、でしょう?


あたしはただの後輩。

あたしが愛しても、ただの後輩。


恭が入院している4日間の間に、
恭は2回も電話がかかってきて、

他愛もない話をずっとしていた。

4日経って無理矢理退院した恭は、
あたしに毎日電話してきていて、
可茄先輩がいない間に語りまくっていた。

ある日、あたしはケータイをなくして、
友達のケータイから恭に連絡した。

友達のケータイから連絡をとった次の日
恭から友達のケータイに

『愛巡いる?』

と連絡があったらしく、

あたしは恭に連絡した。