話終わって、時間潰しに恭の家に行っていいか
聞くと、追い出しても出ていってくれなくて、
愛巡は可茄ってやつになんか

がちゃがちゃ言われるかもだから、
送っていくって。

あたしの地元にあるマクドナルドまで
単車で送ってもらった。


それから倖と合致して、ずっと、泣いてた

「愛巡、頑張ったもん。
恭の前で泣かなかったもん。」

「偉かったね。」

倖はそう言って、あたしの頭を撫でる。

あたしの大好きな君とは
もう一緒にいられないと思った。


案の定、あたしと別れて5日後
恭は可茄ってやつと付き合った。

あたしは好きな想いが消えるまで
好きでいてもいいかな?って
勝手にひとりで納得した。

貴方と1ヶ月しか居なかったのに
思い出が多すぎて
あたしの目からは涙が溢れて

ずっとずっと、だれにも気付かれないように、
部屋の中でずっと泣いていた。

あたしは家に居ることに苦痛を感じて
家を出て、女の先輩の家に行って、3日後
くらいに、恭の家に泊まることになった。

可茄先輩と初めて面と向かって話した。
可茄先輩は知らないけど、
あたしは表面上可茄先輩と仲良くなった。

ある夜、可茄先輩と恭の会話を聞いた。

「可茄だけだから。他の女に
心変わりする気がしないから。」

恭は可茄先輩に、
そう言ってたよね。

なんで、


やっぱり、愛巡なんて、
遊びだったんだ。