毎日のようにやって来た朝。
私はいつものように
学校に行く支度をしている最中。

「やばい、また遅刻しちゃう!」

早くしなきゃ遅刻しちゃう。
急げ私!頑張れ私!!

「お母さん行ってきまーす!」
「ちょ、芽生ー!」

私はお母さんの言葉を無視して
勢いよく家を飛び出した。

私、高橋芽生
高校2年生。

性格は明るくてとにかくうるさいらしい。

「ダダダダッ」

....


「セーフ!」
間に合った!

「高橋アウト。」
「べしッ」

「いった~い。
嘘!めっちゃ走ったのに~。」

私がセーフと言った瞬間先生に叩かれた。
そしてクラス皆は笑ってる。

私はショボンとしたまま窓側の一番後ろにある自分の席えと座った。

「芽生今日も間に合わなかったな」
笑いながらそう言ったのは、
隣の席に座ってる五十嵐 拓真。
拓真は私の唯一の幼馴染みで、良き理解者。

「ボルト並みの速さで
走って来たつもりなのに~。」

「ははっ。今日も馬鹿発言してやがる。
本当芽生は馬鹿だな。」

「馬鹿言い過ぎ。」
と笑いながら私は言った。

こういう会話は日常茶飯事な事。
今更気にする事でもない。


午前の授業も終わり今はご飯の時間。