「答える気がねぇみてぇだな…いいぜ。俺は、てめぇら化物を処分するだけだ」
そう言うと、祥貴は銃を収め夕日によって紅く染まっている空に手をかざす。
かざした手からは光が発せられ、銃の代わりに霊減刀が握られていた。
祥貴はその刀を鞘から抜いて構えた。
「今一度聞こう…俺の大事な奴に何をした……。……答えろ、ヴァンパイア」
刀を握り締めている祥貴の手は震えていた。
「いや、私たちは何も…」
「そうだ…」
焦りつつも祥貴を落ち着かせようと口を開くが、そんな2人の言葉など耳に入るはずもなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…