「何だじゃないわよ！何でこんな所にいるのよ！」

「何で…ねぇ…。俺はこんなちまちました所嫌いなんだよ…」

興味無さそうに言う祥貴に愛緋は俯いてギュッとスカートの裾を握りしめた。

「何それ…意味分かんない。せっかく、あたし必死に探したのに…」


「ほう…俺を…何だ愛緋、俺に惚れたのか？」

祥貴はニヤニヤと怪しい笑みを浮かべながら愛緋との距離を詰めていく。

「は？そんなわけ…え？ちょ…祥貴…？」

そんな祥貴を見た愛緋は強張った表情で徐々に後ろに下がっていく。