俺は静かに涙だけが落ちた・・・・。

 翼は俺のこと分かってたんだな!

 俺は家に帰った・・・・。

 「あんた。遅かったわね。私、お父さんの所に行ってくるから1人で食べてて」

 「おう」

 親父が倒れてから・・・。お袋は元気がない・・・。

 電話が鳴った・・・。

 「優君?繭知らない?」

 「あー。修といたよ。」

 「修に聞いたら知らないって!もう帰ったって・・。って優君?」

 俺は電話を切って走り出していた・・・。

 あの場所に・・・・。

 そこには小さな声で鳴いてる音が聞こえた。

 「繭・・・?」

 「ゆ・・・優君?」

 「お前。みんな探してる。」

 「あっ。切れてる・・・。」

 「修と一緒じゃなかったのかよ?」
 
 「え?」

 「なんでもない。なんで泣てんの?t翼が死んだから?」

 「違う。なんか懐かしくって・・・。」

 「・・・・。」

 「優君?」

 「好きだ。」

 俺はいつの間にか口から、′好き'って言葉が出ていた・・・。