私はあの場所にいって翼の手紙を読んだ。

 「繭へ。
  この手紙を読んでるってコトは俺はもうこの世にはいないかな。

  俺が病気のこと黙っててごめん。

  繭?今は笑ってるよな?いや。俺が死んでから一回も泣いてないな?

  繭は泣きたいときには泣いていい。

  でも泣くときは誰かと一緒にいな。そしてもう少し回りに頼ってもいいと思う。

  俺はもう助けてあげれることはできない。

  繭には強烈な幼なじみがついている。だから安心しな?

  そして思ってることは言っていいんだっぞ?

  俺は繭と会ってからずっと心配ばかりしていた。

  ずっと好きだった人最後に付き合えて嬉しかった。

  繭のことはこの先ずっと好きだ。

  でも?繭はどう?本当に俺か?自分の気持ちに正直になれ。

  優のことはもういいのか?俺はまだ好きにみえる。

  もういい加減自分の気持ちに正直になれ。時には自分の気持ちを伝えるのは

  大事だ。

  お前は1人じゃない。      翼」

 私は始めて泣いた。

 「つばさぁぁぁぁぁ。」