繭をおんぶして戻ろうとするとき、繭が俺に言った。

 「優君。ありがとう」

 俺は聞こえてたけど何も反応はしなかった。

 繭の息が荒くなってるのに気づいたので、

 繭を下ろし聞いてみた。

 「お前大丈夫か?」

 「うぅぅぅんっっっ」

 俺は様子がおかしいと思ったから、繭のおでこを触ったら、

 暑かった。

 「繭。熱あるんじゃねぇかぁ」

 繭はとってもえらそうだった。

 雨はさっきよりもひどくなってた。俺は近くにあった小さな小屋にはいった。

 繭はとても暑かった。俺はタオルを繭の頭に載せた。

 俺らは近くの小屋で休むことになった。

 繭の顔色はとっても悪かった。俺は繭の看病をしながら横で寝てしまった。

 「繭ー大丈夫?」

 俺が起きたときに、愛達がいた。繭は起きて、

 「うん。大丈夫だよ!心配かけてごめんね・・・。」

 繭と愛は泣いて抱き合ってた。

 俺らは無事ついた。

 繭の風邪がうつったのか俺は体がだるかった。